安全なサプリメント選びとは

 2002年7月に大手新聞の1面を賑わした中国製のダイエットサプリメントで副作用という記事をご記憶でしょうか?
 でも、あの主成分(フェンフェラミン)はアメリカでは1997年に既に製造が中止されていたのをご存知ですか。

 商品名をフェンフェンといって食欲抑制剤としては驚異的な効果を得られるということで、当時は他のダイエットサプリメントがぜんぜん売れなくなったくらいに効果を発揮したそうです。

 しかしアメリカ社会はサプリメントを摂られる方が人口の半分の約1億4000万人いるといわれていますので、市場規模が非常に大きく公共や民間のサプリメント監視団体が非常に多く、問題が発生する時は過去のデータをみてもかなり早い段階で発生しています。
通常は半年くらいでFDA(米国食品医薬品局)から製造中止の警告が発せられています。

 品質に問題があるサプリメントは3年以上も販売されていることはほとんどありませんし、3年以上販売されているということは、そのサプリメントにリピーターが多く付いているということですから性能の証明になると考えられます。(メーカーは売れ行きの悪いサプリメントはすぐに廃盤にしてしまいます。)
 そうすることでサプリメントの品質と安全性と性能に関しては問題が非常に少なくなります。

自社の製造工場を持っていること。
上質の原材料を使い上質の成分を均質に保証できる技術力を持つこと。
製品の安全性と衛生面を定期的にチェックし保証できること。

 このGMP(アメリカとヨーロッパが中心になって作ったサプリメントの品質と安全管理の監査機関)のチェックに合格できるメーカーは大手の一流メーカーであると言って良いと思います。

 合成や天然のサプリメントを製造する時に溶剤が使われます。

 溶剤とは様々な食品から成分を抽出する時に使われる物質で、そうした溶剤がサプリメントの中に残留していては健康被害を起こすこともあります。

 GMP基準の一流メーカーにおいて残留溶剤の問題を引き起こすような低レベルな技術力しか持たないメーカーはまず無いと言って良いでしょう。