ダイエットを成功させるサプリメント

アミノ酸アミノ酸はたんぱく質を構成する成分で、筋肉や臓器、酸素などをつくる重要な働きをしており、約20種類のアミノ酸分子が数十個以上結び合ったものです。
燃焼系のアミノ酸として、アルギニン、アラニン、プロリン、リジンがあり、このアミノ酸を摂ると脂肪を燃焼する効果があります。
しかし、1つでも摂取量の少ないものがあると、他のアミノ酸の作用が弱まるのでバランスよく摂取することが大事です。
アミノ酸やペプチドなどのたんぱく質系の成分は、今現在血圧降下剤や抗ウイルス剤などの医薬品としても使われています。


カルニチン脂質からエネルギーを取り出すために不可欠な物質で、L体とD体の2種類の構造があり、L体のLカルニチンだけに効果があるといわれています。
食品では羊肉やマトンなどの赤肉にたくさん含まれていて、食事から摂取することはできますが、肝臓や腎臓でも合成されます。
カルニチンの役割は、脂肪細胞を活発に動くようにしてリパーゼという酵素を作り出します。
そのリパーゼがたくさんある事によって、肥満やダイエットの働きを向上させることになります。
普段不足する事はありませんが、鉄、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6が足りないと吸収率が落ちる可能性があります。
上手に摂取するには、カルニチンと一緒にリノール酸を摂ると効果が期待できます。


キチンキトサンキチンキトサンは、カニやエビの甲羅などに含まれる、動物性の食物繊維です。
キチンは、カニの甲羅をたんぱく質とカルシウムに分解したものです。
キトサンは、キチンをアルコール溶液につけて化学処理したものです。
主な働きは、食事に含まれている脂肪を吸着して便と共に排泄し、コレステロール値や血圧を低下させたり、肥満を予防するという効果が得られています。
キチンキトサンが入っている食材は、えび、いか、きのこ、かになどがあります。
ダイエットのためには、油物を食べ過ぎた後にキチンキトサンを摂取すると吸収率が高まります。
注意として、カニのアレルギーの人は控えたほうがよいでしょう。


カプサイシン唐辛子の辛み成分で、主な働きは、末梢神経を刺激し体温を上昇させたり、体脂肪の燃焼を促進するのでダイエットや肥満予防、胃を刺激するので食欲を増進する効果などがあります。
そのほかにも肩こりや冷え症を改善する働きがあります。
唐辛子を食べてから2時間後あたりに、カプサイシンの働きが高まり、食べた直後の30分間は炭水化物を燃焼する効果が強くなります。
ただしこの効果を得るには、1日に10g程度の唐辛子を食べなくてはなりません。
カプサイシンを過剰に摂取すると個人差はありますが、胃の粘液を傷める場合があるので注意が必要です。


レシチン脳や神経組織、肝臓の細胞膜に多く含まれるリン脂質です。
別名「ホスファチジルコリン」ともいわれています。
脂と水を溶かす働きがあり、高コレステロール血症の改善や肝機能を向上させる作用があります。
また脳に多くあることから、脳の機能を活性化して、記憶力の衰えや痴呆症、アルツハイマー病の予防に効果があります。
レシチンを多く含む食材として、大豆や卵黄、食肉、ピーナッツなどがあげられます。
サプリメントでは、大豆レシチンなどが有名です。


ガルシニア・カンボジア南アジア原産の植物ガルシニア・カンボジアから抽出した柑橘系植物のエキスです。
果皮に含まれるヒドロキシクエン酸に、食欲を抑制し、体内での脂肪の合成を妨げる作用があります。
また食事前に、ガルシニア・カンボジアを摂取しておくと、ブドウ糖が脂肪に変化するのを邪魔するので、肥満予防やダイエット効果に働きがあります。
なお、食事の30分前に摂取すると吸収率がアップします。


ギムネマ・シルベスタインド原産のガガイモ科のツル性植物で、抽出成分に含まれている有効成分のギムネマ酸が腸内でのブドウ糖の吸収を遅らせて、インスリンの分泌を抑制するため、糖尿病を予防する効果があるといわれています。
インドの伝統医療では、2000年以上も前から糖尿病の治療薬として使用されてきました。
ギムネマ・シルベスタはヒンズー語で「砂糖を壊すもの」という意味があります。
この言葉通り、甘みをかんじにくくするので、肥満予防やダイエット効果に期待されています。
ギムネマ・シルベスタが含まれている食品には、葉の乾燥品やお茶、抽出エキスが入ったサプリメントなどがあります。


桑の葉中国では昔、桑の葉を乾燥させた生薬が使用され、それを煎じたものは糖尿病の治療薬として利用されてきました。
桑の葉に含まれるデオキシノジリマイシンという成分に、食べた糖分の吸収を抑制して血糖値の上昇を抑える働きがあるほか、糖尿病や肥満の予防に効果があるといわれています。
食品には、葉を乾燥、焙煎させた桑の葉茶や粉末、錠剤などのサプリメントが販売されています。
血糖値の上昇を抑制するため効果的に摂取するには、食事の前か食事中に摂るのが吸収率があがります。