コンドロイチン硫酸の副作用

コンドロイチン硫酸とは、動植物の体内に広く分布するムコ多糖のひとつです。適切に摂取すれば副作用もほとんどなく安全であると言われており、関節炎などの症状を緩和させるのによく用いられています。

一般的な食品の中では、山芋や納豆、オクラ、フカヒレといったネバネバしたものにわずかに含まれています。市販されているサプリメントに含まれるコンドロイチンは、牛や鮫の軟骨を原料としているものが多いようです。

コンドロイチンには痛みを取り去る働きがあります。多くの鎮痛剤は、即効性があるかわりに副作用もあるものですが、コンドロイチンは、副作用がほとんどないというのが特徴の一つです。慢性的な痛みに対しては、コンドロイチンのような副作用の稀な物質がとても重要になるのです。

コンドロイチンを効果的に摂取するには、根気良く飲み続けることが大切です。コンドロイチンには、目立った副作用は見られませんが、痛みを抑える速効性もありません。長く飲み続けることで効果を発揮するものであるという点を、よく理解しておきましょう。

コンドロイチンの1日あたりの摂取目安量は特に定められていませんが、副作用がないからと言って大量に摂取するのは考えものです。それぞれの製品ごとの表示を確認し、指示に従うことが大切です。

コンドロイチンの副作用としては、ごく稀に出血傾向があると言われています。小さな子どもや妊娠中、授乳中の女性、手術後の場合などは、摂取の前に医師に相談した方が安心でしょう。