飽和脂肪酸は、多くの場合は動物性食品(バターやマヨネーズなど)から供給され、植物性食品ではココナッツオイルやヤシ油が唯一の補給源となります。
飽和脂肪酸は、コレステロールを作るために必要です。コレステロールにも重要な働きがあるからです。
皮下にあるコレステロールはスクワレンというビタミンDの前駆体となり、紫外線を浴びることによってビタミンDに変化します。
ビタミンDは、骨の形成に欠かせないビタミンです。最近話題の骨粗しょう症(骨粗鬆症)を防ぐためにも必要です。
また、コレステロールはある種のホルモンの原料となります。
コレステロールは細胞膜の構成要素ですから、健康な細胞や組織を作るには欠かせません。
その他にも、消化液の原料ともなり、神経の伝達にも必要です。炭水化物の代謝にも関与していますし、その働きは数え上げればきりがありません。