腸の老化が健康に与える影響4

 腸が老化する原因は、大別すると以下の3点が挙げられます。

 腸の炎症 
 腐敗便
 悪玉菌の優勢

 つまり、腸内環境を正常化して腸を若返らせ、生活習慣病を予防するには、この3つの原因を取り除けばいいわけです。

 これらの原因を取り除くには、やはり食生活を見直すことから始めなければならないでしょう。

 腸の老化と便秘はイコールではありませんが、便秘の方は気をつけたほうが良いでしょう。

 腸を老化させる原因さえ解ってしまえば、対処はカンタンです。

 腸の炎症を防ぐには、EPAとDHA(オメガ3)が有効との報告があります。これらは炎症を起こすホルモンの生成過程を阻害する働きにより身体の各部の炎症を防いだり、血流を良くすることで組織の充血を防ぐという方法でも炎症を防ぎます。

 肉食中心の食生活を見直し、魚を多く食べることでも、ある程度は解決できます。

 腐敗便を腸内に溜めないようにするには、野菜類などの不溶性食物繊維を意識して摂りましょう。

 不溶性食物繊維は、便のカサを増やすことで早く排便するようにしてくれます。また、腸内に住む善玉菌(乳酸菌 腸内細菌)のエサとなるため、善玉菌が増えて悪玉菌の繁殖を抑制してくれます。

 悪玉菌を減らすには、先にも書きましたが、まずは善玉菌を増やしてやることです。善玉菌はそれ自体を経口摂取するか、時間はかかりますがエサとなるオリゴ糖や食物繊維を摂取することで増やしてやることができます。

 ただ、経口摂取する場合、ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌などは、胃酸によってほとんどが死滅してしまい、腸内にたどり着いても腸壁との相性の問題でそのまま排泄されてしまうという報告もあります。

 当ショップが扱う腸まで届く善玉菌12のように、カプセルに胃酸対策を施して、腸まで生きて届けられるようにした善玉菌サプリメントも出回っていますので、ご活用ください。

 ビタミンB群のひとつで、飲む日焼け止めとして名高いPABA(パラアミノ安息香酸)には、善玉菌を増やす働きが認められています。

 今、肉食中心の食生活から、野菜中心の食生活に切り替える時がきているのではないでしょうか?