天然サプリメントと合成サプリメントの違いはなんでしょう
分かりやすく天然ビタミンCと合成ビタミンCとの違いを例に挙げます。
よく、ビタミンCは天然も合成も化学式上では全く同じで、呼び名もアスコルビン酸で一緒なのであまり違いがないと言われますがぜんぜん違うのです。
確かに化学式は同じなのですが、両者は鏡に映したように化学式の向きが全く逆なのです。
これを科学異性体といい化学式では同じなのですが、分子構造上性質がまったく違うのです。
さらに天然ビタミンCは、まわりにさまざまなたんぱく質や糖類、脂質、微量のフラボノイドなどの成分が豊富に付着していますが、合成ビタミンCは100%単体(100%アスコルビン酸)で、それ以外は何も含んでいないのです。
ほとんどの合成ビタミンCには、いかにも天然っぽく見せたいのか分からないですがレモンと同じ黄色に着色したり、香料をつけたりしています。
そして、錠剤でしたら固めるために合成添加物の増粘剤、凝固剤を使用しています。
このような合成添加物まみれのサプリメントを飲んで、本当に健康になれる気がするでしょうか?
その上、合成ビタミンCは天然ビタミンCと比べて吸収率が雲泥の差なので、いくらレモン○個分のビタミンCが含まれているからと言っても、体を素通りしていては効果は変りません。
一方で天然ビタミンCは消化吸収のブロセスが全く違います。
このように天然ビタミンCには微量栄養素が豊富に付着していますので、それらとともにゆっくりと吸収されます。
長く体内に留まった分だけ、きっちりと役割を果たしてくれますので、摂取するのも適量で済むのです。
以上わかるように天然と合成ではこれだけの違いがあるわけですが、もう一つ深入りすると天然ものを使用していても、こだわりのない企業は簡単に添加物を使ったりしていますし、値段も必要以上に上げて売っていますので注意深く見極めましょう。