天然サプリと合成サプリの吸収率

栄養素の吸収率や身体への負担を考えると、品質的に優れているのは、もちろん天然のものです

主な理由としては、吸収率の高さが挙げられます。通常、栄養というのは単体では摂取できません。食事から摂る場合でも、必ず数十種類の栄養素を一度に摂っています。

実は人間の身体は、こうした摂取方法に合わせたメカニズム、つまり、いくつかの栄養素を一緒に摂ったほうが吸収しやすいようになっています。

例えば、ビタミンCの場合、まったく同じ化学式を持った「アスコルビン酸」と比較すると、その吸収率は約1:0.5、すなわち半分程度と言われています。

なぜ、これほど違うかと言うと、天然のビタミンC、例えば、レモンから抽出されたビタミンCには、"タンパク質、糖質、脂質などの微量の栄養素(=不純物)"が混じっていて、それらが吸収をサポートします。 「えっ、不純物?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はこれが吸収率に大きく影響を与えているのです。

また、人間の身体には、自分の健康を守るために、「不要なものを体外に排出する」機能がありますが、合成のものは、ここで引っかかってしまう場合も多くあるようです。合成物の原料には石油などが使われていますので、身体が受け付けず、そのほとんどを排出してしまうというわけです。

しかも、その際、胃腸に負担をかけやすく、場合によっては、胃もたれや胃痛などを起こすケースもあるそうです。

サプリメントを飲んで合う合わないを判断する上でも、吸収率や胃腸への負担は非常に重要です。実際に飲んでみて、自身に適したものを選ぶのが大切です。